メタリカ  「Master of Puppets」


Master of Puppets

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86年発売、スラッシュ・メタルの決定盤のひとつといえるメタリカの最高傑作。
ベーシストのクリフ・バートンが参加した最後のアルバムでもある。
権力とその乱用をテーマとした、複雑で知的な楽曲群が猛スピードで駆け抜ける。



曲目
1. バッテリー
2. メタル・マスター
3. ザ・シング
4. ウェルカム・ホーム
5. ディスポーザブル・ヒーローズ
6. リーパー・メサイア
7. オライオン
8. ダメージ・インク

もともとスラッシュメタルって好きになれない私ですが、98年頃ひょんなことから購入したアルバムが本作です。
当時乗っていたBMW535iに積んでひたすら聴きまりました。
これ、未だにマニアの間では最も評価の高い作品なんですね。
You Tubeを適当に閲覧してますと、思いもかけない懐かしいバンドや曲と巡り合うことがままあります。
先日、例によって何気なくYou Tubeをサーフィンしてましたら、メタリカのライヴに行きつき、おー、そう言えば昔聴いててカッコ良かったなーくらいの勢いで聴き始めました。
そうしましたら、意外や意外、と言うとメタリカやファンには失礼ですが、ハマってしまいまして。
怒涛のリフの中にも抒情的なメロディーがあり、様式美には拘っていない代わりに目まぐるしい旋律展開が含まれていたり、疾走感が凄かったり、ひたすらヘヴィネスで押しまくったりと結構聴いててガッツリ来ますね。
また、ギターを弾きながら歌うヴォーカルが説得力があっていいんです。
ハイトーンとかシャウトは無いんですが、良く言えばパワフル、悪く言うと下品なスタイルは観衆を完全に魅了してますね。
強烈なカリスマ性があるからここまでビッグになったんでしょう。

彼らの代表曲って今でも本作のBatteryとMaster Of Puppetsなんでしょうかね。
スラッシュメタルってやたらとディストーションを強調した、工事現場よりうるさい騒音のようだというネガティヴなイメージがあり、とっつきにくい感があることは否めません。
しかし、聴き込むほどに良さが分かるって点では通常のハードロックと同じですね。
また、メタリカはカヴァーが好きのようで、シン・リジィやモーターヘッド、果てはギターソロでディープ・パープルのミストゥリーテッドを演奏したりと、その幅広いルーツを明らかにしています。

個人的には彼らの1stアルバムに収録された「Seek AndDestroy」が大好きです。
充分にロックンロールしてるし、フックが効いていてスリリングだという、ハードロックのお手本のような
出来のいい曲だと思います。
また、通称「ブラックアルバム」の「Sad But True」もヘヴィでタマランです。

08年はGN’Rが十数年ぶりにニューアルバムを出して話題をかっさらいましたが、メタリカも新譜を出したんですね。
今のところ個人的には1stあたりからじっくり聴き込んで更なる良さを発見したいと思います。