フィル・コリンズ 「ベスト・オブ・フィル・コリンズ」


ベスト・オブ・フィル・コリンズ

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曲目

1. アナザー・デイ・イン・パラダイス
2. トゥルー・カラーズ
3. イージー・ラヴァー
4. 恋はあせらず
5. ツー・ハーツ
6. 雨にお願い
7. 見つめて欲しい
8. ウェイ・トゥ・ヘヴン
9. セパレート・ライヴス
10. ボース・サイズ・オブ・ザ・ストーリー
11. ワン・モア・ナイト
12. ススーディオ
13. ダンス・イントゥ・ザ・ライト
14. 恋はごきげん
15. 夜の囁き
16. テイク・ミー・ホーム

元々ジェネシスのドラマーにして80年代に大ブレイクした人物です。
「One More Night」、「Easy Lover」ほか大ヒット曲多数。
MTV全盛の折、私も良く彼のPVを拝見してました。
ま、それはいいんです。ここで問題にしたいのは別件です。

ブームタウン・ラッツのボブ・ゲルドフが「アフリカ難民飢饉を救おう!」と提唱し、その呼びかけに応じて多数のミュージシャンがチャリティコンサートに参加しました。
今では伝説と化しているライヴエイドです。
ライヴエイドの主旨は結構なことだと思うし、実際に盛況だったので問題ないんですが、フィル・コリンズが「やっちゃった」んですね。

フィルが自身のライヴを終えてからサプライズゲストとしてジミー・ペイジ、ロバート・プラント、ジョン・ポール・ジョーンズの3人を紹介、ZEP再結成、みたいな雰囲気で会場は異常に盛り上がっています。
オープニングの「ロックンロール」で会場は興奮の坩堝(るつぼってこう書くんですね。知りませんでした)と化します。
ここで驚くべき光景が!何とフィル・コリンズもスティックを持ってドラマーとして参加しちゃってるじゃないですか。
ちゃんと練習を積んだ別の黒人ドラマーが正確なドラミングを行っているというのに!
結局、ロックンロールで判明しますけどフィルは興奮したのか曲のエンディング部で終わらずにオカズを入れてしまい、無意味な延長を作り出しています。

先日ボンゾの息子と再結成ライヴを行ったZEPに雑誌「Rockin'On」の渋谷陽一さんがインタヴューしてましたが、この時のフィルの傲慢さにジミー・ペイジは怒ってましたね。
「何も知らない飛び入りのフィルによってステージは滅茶苦茶にされた」と。
伝説のバンドと競演したい気持ちは痛いほど分かりますが、それならそれで筋を通せよということですね。
ZEPを自己満足の道具に使っちゃいかんでしょう。

しかしジミー・ペイジのギター、PAが不調だったのか何だかコーラスがかかったような奇妙なサウンドです。
余裕しゃくしゃくでカッコいいんですが、もうちょっと上手く弾けないものなんでしょうか。