エアロスミス 「闇夜のヘヴィロック/Toys In The Attic」


闇夜のヘヴィ・ロック

新品価格
¥930から
(2014/5/17 15:33時点)



エアロスミスの1975年に発表した3rdアルバム。
リリースから半年後に初のプラチナ・アルバム獲得し3年に渡ってチャートインするという大ロングセラーアルバムとなった。


曲目

1. 闇夜のヘヴィ・ロック
2. ソルティおじさん
3. アダムのリンゴ
4. お説教(ウォーク・ディス・ウェイ)
5. イカした10インチレコード
6. やりたい気持ち(スウィート・エモーション)
7. 戻れない
8. 虚空に切り離されて
9. 僕を泣かせないで

70年代からずーっと第一線で活躍しているバンドって多分、このエアロスミスくらいなものなんじゃないでしょうか。
ローリング・ストーンズは個人的には懐古主義的バンドに成り下がった気がしてます(って言いすぎかなぁ)。
と言うか、80年代にミック・ジャガーが映画出演したあたりから、スティーヴン・タイラーがあれほど憧れてコピーしまくってたミックが「大人の男」になっちゃったんですね。
ロックンロールを演奏するにはちと洗練され過ぎたのかな…そんな感じを受けます。
一方、スティーヴン・タイラーはずーっとワルガキのままです。
愛娘リヴ・タイラーがハリウッドスターになって、孫まで出来た今でもヤンチャなワルガキなんですね。
そしてスティーヴンの横にはいつもミスター・クールのジョー・ペリーが凄い存在感を漂わせて居ると。
このロック史上最強の黄金コンビを、ジョーイ・クレイマー、ブラッド・ウィットフォード、トム・ハミルトンが支え続けています。
グループの結束力も強固極まりないようですし、まだまだ健在といったところでしょうか。

エアロスミスの特長としていつも挙げられるのが、ライヴの1曲目は最新アルバムのオープニングナンバーであるという事実です。
これは強いでしょう。
ディープ・パープルは結局ハイウェイスターかバーンでしかオープニング出来なかったんです。
観衆のリアクションが怖かったんでしょうね。
取り合えず昔のヒットナンバーを演奏してりゃ失敗はしないだろうという守りの姿勢が見えてしまい、悲しくなります。
そこへ行くとエアロは強いんです。
自信にみなぎっていますし、スティーヴンのステージ上での動きも生き生きとしている。
ジョーは例によってクールです。

本作は有名な3rdアルバムです。
オープニングのタイトルトラックをはじめ「アダムの林檎」、「お説教(Walk This Way)」、「やりたい気持ち(SweetEmotion)」、「Big Ten Inch Reccord」、「No More No More」、「YouSee Me Cryin'」などの名曲揃いです。
個人的には「Night In The Rats」と並ぶくらい好きなアルバムです。