 | 新品価格 |
速弾き,様式美メタル・ギタリスト,イングヴェイによる初のカヴァー作。リッチー・ブラックモア・フリークと知られるだけにパープル,レインボーは必須曲。そのほか,カンサスやUK,ジミヘンなど読めるアーティストの曲を思い入れ十分にリメイク。
曲目
1. 伝承
2. ピクチャー・オブ・ホーム
3. バビロンの城門
4. マニック・ディプレッション
5. イン・ザ・デッド・オブ・ナイト
6. ミストゥリーデッド
7. カロンの渡し守
8. デイモンズ・アイ
9. 心の賛美歌
10. チャイルド・イン・タイム
11. スパニッシュ・キャッスル・マジック
インギーについては英語筆記がややこしいのでカタカナで書い
てしまいます。
ま、今更あれこれ言う必要の無いほど有名なギタリストですね。
好き嫌いは最も別れるところではないでしょうか。
個人的にはテクニックは凄まじいしカリスマ性もあるし、向上心というか野望も人一倍だと思うのですが、肝心の作曲能力がイマイチで、後世に残る楽曲があまり無いのが寂しいところです。
自分が目立ちたいためなのか知りませんが、いいメンバーと組んでいない事も原因だと思います。
そんな彼に打ってつけなのがカヴァーアルバムでしょう。
本作は彼自身が影響を受けたアーティストの曲をカヴァーしたトリビュートアルバムです（本人は「カヴァーじゃない。インスピレーションだ」と言ってたと記憶していますがね）。
テクは文句なしだけど曲がイマイチの彼がロッククラシックスを弾くわけですから、なかなか聴き応えがあります。
惜しむらくはヴォーカルがちと弱いかな。あと不要なアレンジも邪魔という印象ですが。
全体にオリジナルよりもヘヴィでダークという感じですね。
勿論ギターソロは例の早弾きです。
特筆すべきなのは、リッチーの曲を５曲（Picters OfHome、Gates Of Babylon、MistreatedDemon's Eye、Child In Time）も取り上げていること。
彼がリッチーフリークなのは有名な話ですが、ウリ・ジョン・ロートからも相当影響を受けているので、１曲（Sales OfCharlon）だけってのは寂しいですね。
またジミヘンは２曲で、インギー自らが歌ったヴァージョンは結構ハマってます。
こういったアルバムの選曲では自分のルーツがモロに出てしまうのが興味深いところですね。
もうひとつ面白いと思うのは、アルバムジャケットがモロにレインボーしてるという点。
意図的だったのか否かは判然としませんが、見る人が見れば分かります。
インギーは今どうしてるんでしょうね。あんまり知らないんですが。
ま、頑張ってくださいと言うところでしょうか。
