ホワイトスネイク グレイテスト・ヒッツ・ライヴ+4 NEW SONGS


グレイテスト・ヒッツ・ライヴ 4 NEW SONGS

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伝説のハードロック・グループ 「ホワイトスネイク」
キャリア集大成のパーフェクトな選曲による最新最強のライヴ・ベスト!


曲目

(Disc 1)
1. バッド・ボーイズ
2. スライド・イット・イン
3. スロー・アンド・イージー
4. ラヴ・エイント・ノー・ストレンジャー
5. ジャッジメント・デイ
6. イズ・ディス・ラヴ
7. ブルース・フォー・マイレーン
8. スネーク・ダンス’06
9. クライング・イン・ザ・レイン
10. ハート・オブ・ザ・シティ
11. フール・フォー・ユア・ラヴィング
12. ヒア・アイ・ゴー・アゲイン
13. スティル・オブ・ザ・ナイト
(Disc 2)
1. 紫の炎~嵐の使者
2. ギヴ・ミー・オール・ユア・ラヴ
3. シャドウ・オブ・ザ・ブルース
4. ザ・ディーパー・ザ・ラヴ
5. レディ・アン・ウィリング
6. ドント・ブレイク・マイ・ハート・アゲイン
7. テイク・ミー・ウィズ・ユー
8. レディ・トゥ・ロック(新曲)
9. イフ・ユー・ウォント・ミー(新曲)
10. オール・アイ・ウォント・イズ・ユー(新曲)
11. ドッグ(新曲)
12*. クライング・イン・ザ・レイン(フィーチャリング・ドラム・ソロ)* Bonus Track


最近この人の事をつくづく考えるようになりました。結局彼は何がしたかったのだろうかと。

デイヴィッド・カヴァーデイルについて解説は不要でしょう。
イアン・ギラン脱退後のディープ・パープルにオーディションの末加入。
カリフォルニアジャムなど歴史的ライヴにも堂々のフロントマンぶりで登場し、パープル脱退後はホワイトスネイクを立ち上げてイギリス、日本などで人気を得て最終的には全米でもブレイクさせ、遂にはジミー・ペイジとカヴァーデイル・ペイジまで結成。
と、これ以上ないくらい華々しいキャリアを誇り、60歳近くなった今でも(1951年生まれ)セクシーさを保っている大英帝国きっての人気、実力、実績を兼ね備えたヴォーカリストです。

そもそもオーディションで送られて来た膨大なテープの中から、リッチーとイアン・ペイスがデイヴィッドの歌う「Yesterday」を凄く気に入ってオーディションに呼んだところ、やって来た男は太っていて眼鏡をかけ、おまけに斜視であったと。
そん
なデイヴィッドのルックスに落胆したリッチーの意見により専門の医療チームまで組まれてダイエット&整形手術(斜視手術もでしょう)までさせられたというのは有名な話。
もともとシンガーにはうるさいリッチーですがイメージ(ビジュアル)にも超うるさいですからね。そりゃ自分の髪だって(略)。

私が首を捻るのは、彼の売りだったあの野太い声を何故、わざわざ手術までして細く、甲高くしたのかという事。
多分、手術だろうと私は思ってるんですがソースはありません。
ただ、彼が「Still Of The Night」発表時、曲調もそうですが声や髪形すらもロバート・プラントになりきろうとしたのは疑いようがない気がしますね。
勝手な推測ですけど彼はディープ・パープル出身なのにZEPに対する畏敬の念が強く、自身がZEPになりたかったんではないかと私は考えています。
その彼がジミー・ペイジとユニットを組めたのは正に至福の瞬間だった事でしょう。
ジミーを英雄視するあまり萎縮してしまい、実力が発揮出来ていない気がしますがね。
嫉妬もあったのか、カヴァーデイル・ペイジに怒ったロバート・プラントが割り込む形でユニットは解散。
カヴァーデイルに替わってプラントがジミーと組み、ペイジ・プラントを結成しました。ロバート・プラントはカヴァーデイルに対してははらわたが煮えくりかえる思いだったようですね。
「Still Of The Night」なんて、あんなパクリ曲を恥ずかしげもなくリリースして手術までしてロバート・プラントになりたかったのでしょうか。
既に人気や地位も名声もあったのに?

デイヴィッドが欲しかったのはZEP(ペイジ)と並ぶほどの名声だったのか。
それとも自らの力でビッグになることだったのか。
金か。あるいはその全てなのか。
また、パープル脱退後、ことあるごとにリッチーを敵視した事も解せません。
よほど恨みでもあったんでしょうか。
リッチーの伝記によれば「デイヴィッドをディープ・パープルに推したのは私だよ?それなのに何故私に突っかかって来るんだ?」とリッチーも不可解だった様子。
二人の確執はとうとう、レインボー楽屋裏でリッチーがデイヴィッドを殴る事件にまで発展したようです。
そこにコージー・パウウェルが居たってのも面白いんですが。

イギリスが生んだ70年代の代表的ギターヒーローである二人:リッチーを恨んでジミーを畏怖する。
そこがわからないです。
これは当事者にしか共有出来ない感情かも知れませんね。
しかし、やっぱり何か虚しさを感じます。