ディープ・パープル「Perfect Starngers」


パーフェクト・ストレンジャーズ

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曲目

1. ノッキング・アット・ユア・バック・ドアー
2. アンダー・ザ・ガン
3. ノーバディーズ・ホーム
4. ミーン・ストリーク
5. パーフェクト・ストレンジャーズ
6. ア・ジプシーズ・キッス
7. ウェイステッド・サンセッツ
8. ハングリー・デイズ
9. ノット・レスポンシブル
10. サン・オブ・アレリック


久しぶりの更新です。正直言ってネタ切れっす!

久々のアップはやっぱりパープルモノになってしまいました。
80年代初期、パープルに影響を受けた世代が一斉に弾けまくり、NWOBHMという流行まで生まれました。
それほどパープル及びリッチーの影響力は絶大だった訳です。
81年でしたか、パープルのベスト盤「Deepest Purple」が発売されるやイギリスで堂々の1位となる大ヒット。
解散したバンドのベスト盤が1位をとるなんてそうそうあるもんじゃありません。
勿論、当時高校1年だった私も勇んで購入し、レコードと一緒にギターを弾いたりしていました。
当時、リッチーのレインボー、イアン・ギランのギラン、デヴィッド・カヴァーデイルのホワイトスネイクがパープル・ファミリー御三家だった訳ですが、それぞれがいい味を出していました。
案外、お互いに意識し合っていたのかも知れません。私のようなパープルファンはこの3つの個性的バンドを充分に堪能していたものです。
ところが、例によって金に困ったイアン・ギランがパープル再結成話をジョン・ロードやらブルース・ペインに持ち掛けます。
普段のリッチーなら断ったはずなのですが、その話を何故か受け入れちゃったんですね。しかも驚く事に、
「シンガーはイアン・ギランだ。でなければ意味がない」とまで言い切ってる。
驚きましたね。天敵の二人が上手くやっていけるのかと。

で、再結成第一弾アルバムが本作となるわけです。
音質は相も変わらず最悪です。ロジャー・グローヴァーに学習とか反省、進歩、成長という言葉は無いんでしょうかね。
よくもこんな音作りが出来たもんです。
オープニングの「Knockin' At Your Back Door」は好きじゃありません。
いかにも後期レインボーチックな安直な曲だなと思います。
しかし「Under The Gun」、「Nobody's Home」、「A Gypsy'sKiss」、「Wasted Sunset」あたりは大好きです。
この辺の名曲と呼べるナンバーが揃っているから本作は名盤扱いをされているんだと思います。

しかし、この後「House Of Blue Light」リリース後、お約束のギランVSブラックモア抗争が始まり、またしてもパープルは分裂、迷走を続けます。結局、再結成する事で自らの輝かしい歴史に泥を塗り、その名誉を地に落としてしまった感があります。
再結成はすべきではなかった、それが私の率直な感想です。
とはいえ、元気だった頃のリッチーのプレイは好きですし、イアン・ギランの歌も結構上手いですから、本作は私にとって愛着もひとしおでもあり、愛憎入り混じる作品という位置づけです。

それにしても、再結成が無ければ今頃パープルもZEPの後塵を拝するような事も無かったのにぃ、とは思いますね。
残念です。