アースシェイカー 「ザ・ベスト・オブ・ネクサス・イヤーズ」


ザ・ベスト・オブ・ネクサス・イヤーズ

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ジャパニーズ・ハード・ロック・シーンの先駆者の代表格、アースシェイカーのベストアルバム。アースシェイカーの入門編にはピッタリのアルバム。

曲目

1. アースシェイカー
2. ウォール
3. アイ・フィール・オール・サッドネス
4. 夢の果てを
5. 記憶の中
6. シャイニー・デイ
7. モア
8. フュージティヴ
9. T-O-K-Y-O
10. ミッドナイト・フライト
11. ラジオ・マジック
12. ざわめく時へと
13. カモン
14. ウィスキー・アンド・ウーマン
15. ありがとう君に

ジャパニーズ・ハードロック/ヘヴィメタル黎明期を背負ったバンドです。
同時期に活躍したラウドネスやVOWWOWと並んで日本を代表するロックバンドだったと言っていいでしょうね(現在もやってるんですかね、活動してたら過去形はマズいですけど)。
アースシェイカーサウンドの特長は何と言ってもマーシー(西田昌史)の明るいキャラと自然なヴォーカル、そして歌詞の良さでしょう。
例えば、ラウドネスが徹底してソリッドなリフを詰め込み、超絶(と言うより当時のお約束の)ギターテクとハイトーンシャウトで押したのに対し、アースシェイカーはキャッチーでメロディアスなヴォーカルラインで勝負しました。
ま、ラウドネスはNWOBHMからLAメタルへと傾きつつあった当時の流行に乗って世界戦略を立てていたのに対し、アースシェイカーは日本でのライヴ活動を中心にしていたという戦略上の差異が大きいんですけど。
そういった意味でラウドネス=ヘヴィメタル、アースシェイカー=(メロディアス)ハードロックとも言われたりしたものです(と記憶してますけど違いましたっけ)。
また歌詞面でも、ラウドネスが中途半端な英語を安易に多用したり内容がまだまだ稚拙だったのに対し、アースシェイカーは結構説得力を持った内容となっています。
ラウドネスの二井原さんのヴォーカルって特殊な声質なのでどうしても好き嫌いが別れるんですが、マーシーのヴォーカルは聴き手を選ばないでしょう、いい声してます。

特に「More」と「Radio Magic」は日本ロック史上でも一位、二位を争う秀逸な出来だと太鼓判を押せる作品ですよ。
中でも「More」人気は未だに根強いものがありますね~、私も大大大好きです。
「ナイフを握りしめた18の日々が蘇る♪」とか「もっと、もっと孤独よ踊れ♪」とか印象的ですよね。
こんな曲が書けるなんてどんな才能なんでしょうか。
あと「Radio Magic」は学生時代にバンドで演った事があります。
私は勿論ギタリストなんですが、この曲は弾いていて気持ちいいんですよ、あのサビの部分ですね。「Radio Magic、流れるよ、君の唇に♪」のあたり。
私はコード流しをしながら「Wonder Radio♪」とコーラスを入れたりしてました。

実はアースシェイカーの代表作って「Fugitive」だと思うんですが、「More」と「Radio Magic」両方が揃ったアルバムとしてベタですがベスト盤を推してみました。ファンからするとベスト盤なんて素人が買うものなんですけどね。
とにかく上記2曲は必聴です。