ボン・ジョヴィ 「夜明けのランナウェイ/BON JOVI」


夜明けのランナウェイ 4

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曲目

1. 夜明のランナウェイ
2. ルーレット
3. シー・ドント・ノー・ミー
4. ショット・スルー・ザ・ハート
5. ラヴ・ライズ
6. ブレイクアウト
7. バーニング・フォー・ラヴ
8. カム・バック
9. ゲット・レディ

ロックファンならずとも知らない人は居ないのではないかと思うほど知名度の高いバンドです。
デビューは84年ですから、LAメタル旋風の一翼を担ったバンドと言えるのかも知れません。
私なりにこのバンドの成功した秘訣を考えてみたんですが、まずはルックスの良さが挙げられるでしょうね。
バンドの顔であるジョン・ボン・ジョヴィは如何にも女ウケしそうな男前ですし、ギターのリッチー・サンボラはキュートな顔をしていて、これまた女性ファンにウケそうです。
男前とベイビーフェイスの組み合わせって、地味に最強なんですよね。
一方、ルックスだけでは長続きしないのがロックバンドの宿命なんですが、彼らの場合、曲が秀逸でした。硬派でオーソドックスなアメリカン・ハードロックから、叙情的バラード、いかにもアメリカ人が好みそうなポップソングまで実に幅広い曲調を持っていました。
また、マニアにしかウケないような偏りを極力避け、普遍的なロックを追及しています。
テクニカルな面を強調するのではなく、ヴォーカルやコーラス部で訴えるという歌主体の曲が目立ちます。
その結果、いわゆるハードロックという一種独特で排他的とも思われがちな分野の偏見を排除し、その裾野を広げてくれました。
さらに地道なライヴ活動によりファンは増え続け、万人に愛されるバンドに成長したわけです。
ここの辺り、大先輩のエアロスミスやKISSにも通じるところがあるのかも知れません。

一般的にボン・ジョヴィと言えば「You Give Love A Bad Name」や「Livin' On A Prayer」が有名なのですが、敢えて本作を挙げてみました。
個人的に「Runaway」と「She Don't Know Me」が大好きなんですよ。特に「Runaway」は今でも良く聴きます。
カッコいいですよね。確か日本でもカヴァーされたんではないですかね。
ボン・ジョヴィは種々の受賞もし、ますます活躍の場を広げている最中です。
彼らがどこまでいけるのか。第2のエアロスミスになれるのか、興味深いところです。