カーディガンズ 「ライフ」


Life

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1曲目に収録されている「カーニヴァル」が世界的ヒットを記録したカーディガンズの95年に発表したセカンドアルバム。


曲目

1. カーニヴァル
2. ゴードンズ・ガーデンパーティー
3. ダディズ・カー
4. パイクバブルス
5. トゥモロウ
6. ビューティフル・ワン
7. トラヴェリング・ウィズ・チャーリー
8. ファイン
9. サンデイ・サーカス・ソング
10. ヘイ!ゲット・アウト・オブ・マイ・ウェイ
11. クロージング・タイム
12. シック&タイアード
13. ライズ&シャイン
14. セリア・インサイド
15. アフター・オール…
16. サバス・ブラッディ・サバス

95年だか96年頃でしたか、FMラジオから「カーニヴァル」が流れて来まして、営業中の私は不思議なサウンドだなと思いながら、ウィンドウから見える流れ去る風景に目を走らせながら聴き入った覚えがあります。
このバンドというか、アーティストについての情報は何も持ち合わせていないので、詳細については何も語れないんですが、何しろ奇妙なポップスです。
本作を通して聴いていると、不思議と何故か絶望感が沸いて来ます。
夢も希望もなく、暗くて寒くて狭い部屋に長年独り過ごしているような、そんな感じ。
一体何なんでしょうね。耳障りのいいポップサウンドで、リズミカルだし、セクシャルなヴォーカルで可愛いんですが、何故だかそこには「絶望」を感じてしまうんです。
それはアーティストが意図したものなのか、聴き手の勝手な印象なのか判然としません。
しかし、ネットBBSなどを見る限り、私と同じ気分になる人は他にも大勢いるようです。
可憐なポップソングなのに聴いているうちに絶望感に苛まれる。
実に奇妙です。まるで「ジョジョの奇妙な冒険」にでも出てきそうな、スタンド能力じゃないかとさえ思わせる力を感じます。

ともかく「カーニヴァル」は是非聴いてみてください。
間違いなくいい曲です。
ただし、本作を聴いて落ち込んでも責任はとりかねますけどね。