MISIA 「Mother Father Brother Sister 」


Mother Father Brother Sister

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日本の大御所R&Bシンガーとして、確固たる地位を確立しているMISIAの1998年に発表したデビューアルバム。


曲目

1. Never gonna cry!(strings overture)
2. K.I.T
3. 恋する季節
4. I’m over here~気づいて
5. interlude 1
6. Tell me
7. キスして抱きしめて
8. Cry
9. interlude 2
10. 小さな恋
11. 陽のあたる場所
12. 星の降る丘
13. つつみ込むように…(DAVE“EQ3”DUBミックス)
14. Never gonna cry!

98年頃でしたか、私が行きつけのジムでベンチプレスやスクワットをやってる時に、ずーっと心地よいR&B風のBGMが流れて来るわけです。
最初はマライヤ・キャリーとかジャネット・ジャクソンとか、あの辺の海外シンガーの曲だろうと思ってたんですが、良く聴くとどーも歌詞が日本語なんですね。
こんな本格的なシンガーが日本に居るんだろうかと驚いた私は係員のSさんに、「いまかかっとる歌は誰が歌うとるんですか」と訊いたんですよ。
Sさんは慌ててCDジャケットを取りに行って、首を傾げながら言いましたね。
「メシア、いや、ミシア・・・・ですかね」「ミシア?」「ええ、英語でMISIAって書いてあります」
「ほーう、ミシアですか。日本人ですかね」
「いやー、自分さっぱりわからんですよ」
S氏はそう言ってCDのジャケットを私に見せてくれました。
アーティストの顔ははっきりとは写っていないんですが、何となくアジアンな雰囲気であることは確認出来ました。
トレーニング終了後、私は早速その足でCDショップに買いに行きました。それが本作です。

その後調べてみて分かったんですが、彼女、私の後輩にあたるんです(すこーし自慢)。
学部は違いますけどね。
しかし凄い声量&歌唱力です。よほど本格的なヴォイストレーニングを積んだんでしょうね。
歌も上手い。R&B系、バラード、アップテンポ系などリズム
やメロディによらず何でも自分のものにして歌い上げる能力があるように思います。
本作で華々しいデビューを飾ったMISIAはその後「Everything」をメガヒットさせ、しかも彼女の登場後、日本中がR&B風歌謡曲に染まってしまったためか、敢えて本作路線を捨ててバラードに走ったような感があります。
個人的には本作的ノリが好きなんですがね。
個人的には「恋する季節」、「陽のあたる場所」などが好きですけど、本作は全曲お奨めですよ。

彼女の最大の魅力は、言うまでも無くその癒される声でしょう。
その名の通り「つつみこむ」ような慈愛に満ちています。ハードロックに疲れた時など最高にいいですね。