ヒューズ・ターナー・プロジェクト  「ヒューズ・ターナー・プロジェクト」


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曲目

1. デヴィルズ・ロード
2. ユー・キャント・ストップ・ロックン・ロール
3. ミスト・ユア・ネーム
4. ミステリー・オブ・ザ・ハート
5. シスター・ミッドナイト
6. ベター・マン
7. ヘヴンズ・ミッシング・アン・エンジェル
8. フェイド・アウェイ
9. ライド・ザ・ストーム
10. ラン・ラン・ラン
11. アゲンスト・ザ・ウォール
12. オン・ザ・レッジ

ご存知、元ディープ・パープルのグレン・ヒューズ、元レインボーのジョー・リン・ターナーが組んだプロジェクトです。
どちらもリッチー・ブラックモアと深く関わった人間ですから、私のようなリッチー信者には堪らないプロジェクトです。
ただ、個人的にはこのジョー・リン・ターナーという人間を好きになれないんですよ。
何故かと言うと、レインボー加入によって一気に知名度を上げた彼ですけど、それならレインボーが解散した後にその知名度を生かして自分のバンドをキチっと立ち上げて一から頑張ればいいわけです。
ホワイトスネイクを立ち上げたデヴィッド・カヴァーデイルとか、ギランのイアン・ギランとか、それこそレインボーを立ち上げたリッチーのように。
でもジョーはそうしなかった。彼はいつも有名なプレイヤーと組んだり、話題性のあるバンドに腰掛けてはBurrn!誌の巻頭カラーページを賑わせただけです。彼には無一文からやり直す覚悟とか気概が無く、ハナから成功を約束されているバンド、プロジェクトにしか参加したくないというヘタレ根性が垣間見れるんですよね。
ズルいというか。そこがどうも好きになれない理由です。ってボロカスに言ってますね。すんません。
率直に言って、このHTP(ヒューズ・ターナー・プロジェクト)もそんなジョーの行動のひとつではあるでしょう。
しかし本作の内容は、期待を裏切らない素晴らしいものです。
てらいのない純粋なブリティッシュ・ハードロックです。

参加ミュージシャンは二人の他に、元Mr.ビッグのポール・ギルバート、元ホワイトスネイクのジョン・サイクス、日本の梶原章と豪華な顔ぶれです。
楽曲は捨て曲なしです。個人的にはオープニングの「デヴィルズ・ロード」から「ユー・キャント・ストップ・ロックン・ロール」、「ミスト・ユア・ネーム」、そしてレインボー風バラードの「ミステリー・オブ・ザ・ハート」までの流れが好きですね。
グレンの歌う「ベターマン」もパープルの曲を彷彿とするグルーヴ感があります。

来日公演ではZEPPを大いに盛り上げたようですが、今では一緒にやってないんですかね。
グレン・ヒューズは、確かにパープルを解散に追い込んだ張本人の一人でしょうけど個人的には好きなミュージシャンなので頑張ってもらいたいところです。