ジャーニー 「Escape」


Escape

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ジャーニーが81年にリリースしたアルバム。
キーボード&ギターのグレッグ・ローリーが脱退し、ジョナサン・ケインが加入して制作されたこのアルバムは、初の全米ナンバー1を獲得した。

曲目

1. Don't Stop Believin'
2. Stone in Love
3. Who's Crying Now
4. Keep on Runnin'
5. Still They Ride
6. Escape
7. Lay It Down
8. Dead or Alive
9. Mother, Father
10. Open Arms

高校時代、私のようなパープル、リッチー信者は幾つかの道に分岐したものです。
私のように頑なにリッチーを愛し、ラウドでハード&ヘヴィなR&Rを聴き続けるか、テクニカルなアプローチに走ってフュージョン(クロスオーバー)の世界に行くか、それともジャーニーに走るか、それが私の周囲での趨勢でした。
当時、パープルファミリー以外にエアロやヴァン・ヘイレン、MSG、スコーピオンズ、AC/DC、BOWWOW、ラウドネスなどに夢中になっていた私がベーシストとして加入したバンドのギタリストが、私と同じリッチー信者だったのですが、彼が紹介してくれたバンドがジャーニーで、薦められたアルバムが本作でした。
ちなみに彼はレインボーの「On Stage」版「Kill The King」を完コピしているほどの凄腕でしたね。もう脱帽でした。

さて本作です。元々サンタナのバンドに居たのがニール・ショーンです。当時のアメリカンロック界ではTOTOのスティーヴ・ルカサーと並んで屈指のギタリスト、多分、ニールの基本はブルースだと思うのですが、サウンドは全然泥臭くなく、拡がる空間をイメージさせるプレイが特徴的です。
そこに後から加入したシンガー:スティーブ・ペリーの透き通った歌声が被さってジャーニーサウンドになるんですね、私はすぐに大好きになったものです。
一般にジャーニーの代表作と言えば本作の次にリリースされた「Frontiers」でしょう。例の「Separate Ways」が収録されているアルバムで、確か1000万枚くらい売れたのでは?
私は「Frontiers」も大好きですが、どちらかと言えば本作が好きですね。
個人的に思い入れの強い曲と言えば、「Don't Stop Believin'」、「Who's Crying Now」、「Open Arms」など。・・・って、定番ばかりですね。
全てスティーヴ・ペリーのヴォーカルが魅力的な曲ばかりです。

当時はフォリナー、TOTOと並んで産業ロックと揶揄されたジャーニーですが、今聴いてみると全く古さを感じさせませんし、良く考えられた楽曲揃いである事に気付きます。