ビースティ・ボーイズ 「Licensed to Ill」


Licensed to Ill

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曲目

1. Rhymin & Stealin
2. New Style
3. She's Crafty
4. Posse in Effect
5. Slow Ride
6. Girls
7. Fight for Your Right
8. No Sleep Till Brooklyn
9. Paul Revere
10. Hold It Now, Hit It
11. Brass Monkey
12. Slow and Low
13. Time to Get Ill

ジャンル分けするとヒップホップになるんでしょう。
ラップとヒップホップってどこがどう違うのか、私は知らない(興味ない)のですが、ビースティーズはヒップホップの代表的ユニットという位置づけのようです。
本作は彼等のデヴューアルバムにして全米1位という快挙を達成した名作です。

ビースティーズで特筆すべきなのは、ハードロックとラップとの融合でしょう。
本作はオープニングから、いきなりサンプリングされたジョン・ボーナムのドラミングが聴こえて来ます。
ZEPの作品では他にも「オーシャン」のリフがサンプリングされていますし、AC/DCも使われているとか(ごめんなさい、どこに何の曲が使われているのかわかりましぇん。誰か教えて下さい)。
ラップとハードロックの融合はRUN.DMCが先鞭を付けた手法で、彼らがカヴァーしたエアロスミスの「Walk This Way」によって我らがエアロは見事復活したという誰でも知ってる秘話があるんですが、ビースティーズの場合、ハードロックのリフやリズムを「ヒップホップに遊びで使っているだけ」という印象
を受けます。それはそれで構わないんですがね。
単調になりがちなラップにハードなリフが絡み付けばこうもカッコ良くなるものなのか、と私は驚いたものです。なかなか面白いアイディアだと思いますよ。

私の絶対的お気に入りは「Fight for Your Right」です。
私が新社会人になりたての頃、同期のお姉ちゃんとディスコ(死語)にデートに行って踊ってた時に、この曲が流れまして。いやー、何だか燃えまくった記憶があります。
ただ、このギターソロ、誰が弾いてるんでしょうか。冗談みたいなソロなんですが。
他に「Girls」もいいです。

今や完全に市民権を得た感のあるヒップホップですが、恐らく開拓したのはビースティー・ボーイズでしょう。何にせよ、開拓者ってのは偉いもんです。