ハノイロックス 「燃えるロンドン・ナイト/All Those Wasted Years (live)」


All Those Wasted Years (Live)

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ハノイロックスの1984年12月20日にロンドンのマーキー・クラブでのライブの模様を収録したライブアルバム。


曲目

1. パイプライン
2. オリエンタル・ビート
3. ミステリー・シティ
4. 炎のドライヴィン
5. 愛してほしい
6. メンタル・ビート
7. ネヴァー・リーヴ・ミー
8. 白夜のトラジディ
9. マリブ・ビーチの誘惑
10. ヴィジター
11. 11thストリート・キッズ
12. タクシー・ドライヴァー
13. ロスト・イン・ザ・シティ
14. ライトニン・バー・ブルース
15. ビア&シガレット
16. アンダー・マイ・ホイールス
17. アイ・フィール・オールライト
18. トレイン・ケプト・ア・ローリン

北欧が誇るピュアR&Rバンドです。
ハノイを語る上で避けて通れないのが、ドラマーだったラズルがモトリー・クルーのヴィンス・ニール運転のクルマに跳ねられて死亡した事件ですね。1984年でした。
当時、ミュージック・ライフ誌では双方の女性ファン同士の熱いバトルが掲載されていたことをはっきり覚えています。
会ったこともない人間のことで良くもまあ、ここまでマジ喧嘩が出来るなと私は驚きあきれました(しかも口調が凄い。
『そりゃ確かにヴィンスは酷いことをやったよ。ラズルには本当悪いことしたさ。
でもね、ヴィンスだって悩み苦しんだんだよ?だからもういいじゃん。放っておいてあげてよ。いつまでも責めたって仕方ないじゃん!』みたいな、まるで自分が直接ヴィンスから話を聞いたかのような語りっぷりでした)。

ハノイと言えばヴォーカルのマイケル・モンローでしょう。GN'Rのライナーノーツにも写真があったと思います。
このガンズが自分たちはハノイに影響を受けたと公言した事もハノイの認知度を高めるきっかけになったんではないでしょうか。

本作は彼等の真骨頂が楽しめるライヴ盤です。
従来のブリティッシュロックとも微妙に違うし、アメリカンロックとは明らかに違う、いわゆるハノイ節がありますね。
独特のリズム、グルーヴ感、ハイテンションなノリ、元気でたまに哀愁の漂うメロディとハーモニー、フェイザーを効かせたギター音などなど。
私はこの作品を最初に聴いたのはバブル真っ盛りの頃でしたが、しばらくは癖になりましたね。それほどハマってしまったわけです。
他のどのバンドにも無いオリジナリティを強く感じました。
オープニングはベンチャーズの「パイプライン」ですが、これがカッコいい。続く「オリエンタル・ビート」最高ですし、「ミステリー・シティ」だの「メンタル・ビート」だの「タクシー・ドライヴァー」だの、これでもかと怒涛の如くハノイ節が押し寄せます。
私のダイダイ大好きな「Train kept A Rollin'」カヴァーも入っていますし、下手なベスト盤を買うくらいなら本作でしょう。

ハノイは最近(07年10月現在)また新譜を出して頑張ってるようです。
ハノイワールドをまた拡げてもらいたいところです。